5線譜と1線譜の違いは?

 

 

5線譜のどこに音符が書いてあるかによって、出す音の高さは変わります。

 

そのため、音程を持つ管楽器や弦楽器、マリンバやシロフォンなど音程を持つ一部のパーカッションには5線譜が用いられます。

 

ドラムにも5線譜が使われます。

 

ドラムセットの演奏では1人で、シンバル、スモールタム、スネアドラム、ベースドラムなど複数の楽器を扱わなければいけません。

 

そのため、ドラム譜では、5線譜を使ってどの楽器をどこで演奏するかを表します。

 

音符の位置は音程ではなく、どの楽器を鳴らすのかという事を表しています。

 

その他の音程を持たない楽器(カスタネット、ウッドブロックなど)の譜面では、5線譜ではなく1線譜というものを用いますが、5線譜で代用して使う事も多いです。

 

音程を持つ楽器は、音符は音程を表します。しかし、音程を持たない楽器の場合、音符は音程を表すものではありません。

 

休符と組み合わせて、どれだけ音を伸ばすかという意味で使われます。

 

 

 

パーカッションは音符が読めなくてもOK?

パーカッションには音程のある楽器と、音程のない楽器があります。

 

結論から言ってしまうと、音程のない楽器の場合はドレミファソラシなどの音符が読めなくても演奏できます。

 

ただし、4分音符や8分音符といった「音符の種類」は必ず覚えなければいけません。

 

どれだけ音を伸ばして、どれだけ音を止めておくかという事がわからないとパーカッションでリズムを刻むことができないためです。

 

音符が読めないけれどパーカッションを始めたいという場合は、まずは基本的なリズムを身に付けやすいスネアドラムから挑戦してみるといいでしょう。

 

音程のある楽器例

  • マリンバ
  • シロフォン
  • ビブラフォン
  • グロッケンシュピール

など

 

音程のない楽器例

  • スネアドラム
  • タンバリン
  • シンバル
  • トライアングル
  • ウッドブロック

など

 

 

音符や休符には法則がある

ピアノを習っていたり、音楽に携わっていた人なら、音符や休符の種類は頭に入っていると思います。

 

しかし、これからパーカッションをはじめよと思っている人にとっては、音符や休符は難解な記号のように見えるかもしれません。

 

例えば、メールやチャットでよく見かける「♪」は、8分音符と呼ばれるものです。

 

8分音符が2つ分で「4分音符」、4分音符が2つ分で「2分音符」というように、音符や休符の使い方には決まった法則があります。

 

休符に関しても、同じように法則に従って記号が使われます。

 

これらの法則さえ覚えてしまえば、どんな楽譜でも読めるようになりますから、まずは基本の音符や休符を覚えることから始めましょう。

 

音符や休符は表に書き出して覚える!

全音符、2分音符、4分音符、8分音符、16分音符、32分音符、またそれに対応する休符は、必ず覚えておく必要があります。

 

音符や休符を覚えるためには、大きめの紙に書き出して表にするのが一番。

 

慣れないうちは、楽譜を見ながら練習している時に「これなんだっけ?」と迷うもの。

 

そんなときにも、手書きの表があればすぐに確認できて便利ですよ。

 

音符や休符の種類を覚えたら、メトロノームを使ってリズムを刻んでみましょう。

 

楽器を使う必要はありません。自分の膝や、机の上を叩いてもOK。

 

重要なのは、覚えた音符や休符を体に覚えさせてあげることです。

 

ちょっとした空き時間を利用すれば、1週間もしないうちに覚えられますよ!

 

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