知っておきたい日本人のパーカッション奏者3人!
1.塚越慎子 ※マリンバ
テレビ出演や、雑誌のメディアなど幅広く活動している容姿端麗なマリンバ奏者です。
2015年3月にNHK「ららら♪クラシック」で事務員姿でタイプライターを楽器のように演奏した事でも話題にもなりましたね。
彼女は、正統派のクラシック音楽のみならず、ジブリの音楽プログラムを演奏したりと幅広い活動を行っています。
デビューアルバムは「DEAR MARIMBA」ですが、彼女の魅力をより感じられるのは2ndアルバムの「Passion」。
繊細なテクニックが披露されたデビューアルバムの実力はもちろんのこと、勢いを感じる演奏が魅力の1枚です。
1曲目のリベルタンゴはついつい聴き入ってしまうはず!
公式サイト:http://norikot.net/language/ja/
2.近藤 高顯 ※ティンパニ
新日本フィルハーモニー交響楽団の首席ティンパニー奏者です。
彼はフォーグラーの弟子というだけあって、実力はお墨付き。
カラヤン全盛期のベルリン・フィルに存在した優秀なティンパニ奏者2人のうちの一人が、フォーグラーです。
彼のティンパニストとしての魅力を感じられるのは、「グレート・エンカウンター 林英哲withオーケストラ Hybrid SACD」。
中でも2曲目の和太鼓協奏曲「飛天遊」では躍動感のある演奏を感じることができます。
3.仙道さおり ※ラテンパーカッション
コンガ、カホン、ジャンベなどのラテンパーカッション奏者として活躍していますが、学生時代にはクラシックパーカッションを一通り学んでいたという、日本を代表するパーカッショニスト。
バイオリニストの古澤巌さんや葉加瀬太郎さんらとも共演しています。
カホンをこれから始めてみたいという人におすすめなのが「多彩なサンプルパターンでカホン入門 (FEI-DV210) [DVD]」。
音程がないカホンは、いかにリズムパターンを自在に操るかが鍵です。
このDVDなら彼女の音色を楽しみながら、多彩なリズムパターンを増やすことができますよ。
公式HP:http://www.c-a-s-net.co.jp/saoli/
パーカッション奏者の給料は安い?
シンバル奏者の場合、曲中1回も出番がなく、最後の1発の為に待機しているということがあります。
その様子を見ていると「たった1回叩くだけで楽そう」と言われてしまう事もありますが、最後のシンバル1発のプレッシャーはかなりのもの。
たかが1発のシンバルですが、最後の最後にミスしようものならその曲が台無しになってしまいます。
とてつもない重圧感の中、シンバル奏者は曲の演奏を延々と待っているわけです。
また、気になるお給料。延々と演奏し続けるバイオリンやフルートと、打楽器のお給料が同じかどうか気になりますよね。
オーケストラの正式団員の場合、基本給は一律になっているケースがほとんど。バイオリン奏者であろうが、最後の1発を決めるシンバル奏者であろうが同じという事になります。
ちなみに、パーカッション奏者の場合には正式団員ではない人も多く、その場合は歩合制の事が多いそう。
「パーカッションはずっと演奏しているわけじゃないのに、他の楽器と同じお給料なの?」と思う人もいるかもしれませんが、ずっと演奏しているわけではないからこその難しさがあります。
色々な楽器を担当することもありますし、ところどころ演奏するからこそタイミングや音の強弱のコントロールが難しいのです。
パーカッション奏者には曲全体をまとめるも壊すもパーカッション次第というプレッシャーがありますが、だからこそやりがいがあるともいえるのではないでしょうか。
