パーカッションソロが目立つ曲3選!

オーケストラホール

 

 

1.「コパカバーナ」

 

ナイトクラブで恋に落ちた2人の悲劇的な話を描いた曲なのです。

 

ついつい踊りたくなるようなノリのいいラテンのリズムで吹奏楽でもよく演奏されている1曲がコパカバーナ。

 

高校野球の応援歌でもよく耳にしますね。

 

ラテン系の音楽はパーカッションが目立つものが多いですが、冒頭からパーカッションソロで始まるこの曲は特におすすめ。

 

パーカッションなしでは吹奏楽の曲が成り立たないという事を証明するかのような1曲です。

 

この曲では、思いっきりパーカッションの演奏を楽しんじゃいましょう!

 

 

2.雷神〜ソロパーカッションと吹奏楽のための協奏曲

 

夜の静けさを思わせるような前奏から、徐々に他のパートの音が加わって迫力を増し、終盤のクライマックスにかけてどんどんテンポが増していきます。

 

クライマックスの前に、前奏部分の静かな音楽が思い出されるように演奏されてから、ソロパーカッションのアドリブで幕を閉じます。

 

この曲は、パーカッション奏者寺田朋子さんの委託作品であるソロパーカッションが主役の協奏曲なので、耳にしたことのある人は少ないかもしれません。

 

しかし、パーカッションソロの新しい可能性を感じる雷神は、聴く価値ありの1曲です。

 

 

3.大序曲「1812年」

1812年の戦いで、ロシア軍がナポレオン軍率いるフランス軍を撃退した様子を描いたチャイコフスキー作曲の演奏会用の序曲です。

 

演奏のクライマックスで合計11発の大砲が用いられることで有名なこの曲、一度は耳にしたことがあるという人が多いのではないでしょうか?

 

実際の演奏会では大砲を用いることができないので、バスドラやティンパニなどのパーカッションで代用されています。

 

パーカッションの見せ場は何と言ってもクライマックス。

 

どんどんと盛り上がっていく様子を感じながら、この曲の鍵となるバスドラやティンパニの音を感じてみて下さい。

 

 

 

パーカッション奏者にしかわからない魅力がある

吹奏楽やオーケストラは、他の楽器との調和や曲調も大切にしなければいけないので、パーカッションの音は控えめにと注意されることが多いですね。

 

管楽器は「もっと音を出せ」と指示され、パーカッションは「音を落とせ」と指示される。

 

「管楽器はいいな〜」なんて感じたことがある人も多いのではないでしょうか。

 

かといって、シンバルなんかを小さく演奏すると「響いていない」とか「暗い」と注意されたり・・・。

 

本当にパーカッションは難しいですよね。

 

しかし、普通に叩くと大きな音が鳴ってしまうパーカッションをどう演奏するかというのも腕の見せ所。

 

パーカッションは楽譜に書かれていない指示が多いからこそ、ひとりひとりの個性が際立つやりがいのあるパートだとも言えます。

 

ソロやメロディ担当が多い他の楽器奏者から、気に障ることを言われてしまう事もあるパーカッションですが、パーカッション奏者にしかわからない魅力がたくさんありますよね。

 

今回ご紹介した3曲以外にも、ラテン系の曲ではパーカッションがソロを担当する曲は数多くあります。

 

クラシック曲ではパーカッションメインの曲はあまり見られませんが、モチベーションが下がってしまいそうなときには、パーカッションのソロが目立つかっこいい曲を聴いて気分転換してみてはいかがでしょうか。

 

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